最近続くLaTeXネタですが今回でおそらく最後です。数学の備忘録にしたかったので環境を作りたかったのですが、なんか機能不足を感じたりしてしっくりこなかった。やっぱり可換図式は書きたいですよね。
tikzが使えないか探していたところQuickLaTeXというプラグインをみつけました。導入も簡単でLaTeXそのままの構文が使えるらしい。
今のところMathJaxではtikzはサポートされてないので、QuickLaTeXのほうが導入するのが楽でした。画像をサーバー側で生成するのでサーバーへの負担も気になりますが、環境作りにあまり時間もかけたくないので導入の手軽さが決め手でした。ということでMathJaxからQuickLaTeXに移行してみました。
WordPress公式なので管理画面のプラグイン追加で検索し、そのままインストール。
基本的な使い方
LaTeXの箇所を以下のようにショートコードlatexで囲むだけです。
また必要なパッケージが必要な時などは、preambleという独自のショートコードで囲む必要があります。プラグインを変えたら今迄の記事の数式が見れなくなってしまうのでしょうね。
数式
式番号が付く
[latex]
\begin{eqnarray}
\Delta \varphi = \nabla^2 \varphi =
\frac{ \partial^2 \varphi }{ \partial x^2 } +
\frac{ \partial^2 \varphi }{ \partial y^2 } +
\frac{ \partial^2 \varphi }{ \partial z^2 }
\end{eqnarray}
[/latex]
(1)
可換図式
tikzを使う。
[latex]
[+preamble]
\usepackage{tikz}
\usepackage{tikz-cd}
[/preamble]
\begin{tikzcd}
A' \arrow{r} & A
\arrow{d} \arrow{r} & A''
\arrow{ld} \arrow{r} & 0 \\
{} & D
\end{tikzcd}
[/latex]
プロット
[latex]
[+preamble]
\usepackage{pgfplots}
\pgfplotsset{compat=newest}
[/preamble]
\begin{tikzpicture}
\begin{axis}
\addplot3[surf,domain=0:360,samples=40] {cos(x)*cos(y)};
\end{axis}
\end{tikzpicture}
[/latex]
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